善得寺は明治に廃寺となり、法雲寺に吸収合併された経緯があります。
現在その跡は善得寺公園となり市民の憩いの場所となっています。
その在りし日をしのんで、毎年善得寺祭りを行い、住職が供養祭を執り行います。
仏教の開祖、釈迦の生誕を祝福する仏教行事です。
この日、寺には花で飾った小堂、花御堂(はなみどう)がつくられます。
金属製の幼仏像をその中にまつり、甘茶が参拝者によってその誕生仏にかけられます。
甘茶を潅(そそ)ぐ行事なので「潅仏会」。
花御堂は釈迦が生まれたところルンピニ園の花園を表しています。
広島の原爆投下の日にあわせておこなっております。
ご先祖様の総供養をし、ご先祖様を感謝の気持ちを込めお送りします。
灯篭流し終了後、本堂前にて「お焚き上げ」を行います。一年間お世話になった「御札・お守り・お飾り等」をお焚き上げさせて頂きます。
大晦日の深夜0時をはさんで108回鐘をつきます。
人には百八つの煩悩(ぼんのう)があると言われ、その煩悩を祓うために、除夜の鐘をつく回数は108とされています。