1月 大般若会

正式には大般若経会といいます。
大般若会は三蔵法師が中国語に訳した600巻ある大般若経をパラパラと心の目で流し読みし、生きとし生けるものの幸福を祈ります。

大般若経はお釈迦様が説かれた経典の中で最も素晴らしい教えだと言われています。
経典を転読する時に出る風に当たっていただきまして、一年間の無病息災を願って頂きたいと思います。

2月 涅槃会

仏陀釈尊が入滅された2月15日にちなんで行なわれる行事です。
仏陀釈尊が入滅される前日の2月14日に「仏涅槃図」を掲げ、仏陀釈尊が最後に成された説法が記されているお経「遺教経(ゆいぎょうきょう)」などを誦読いたします。

3月 善得寺祭り

善得寺は明治に廃寺となり、法雲寺に吸収合併された経緯があります。
現在その跡は善得寺公園となり市民の憩いの場所となっています。
その在りし日をしのんで、毎年善得寺祭りを行い、住職が供養祭を執り行います。

4月 花祭り

仏教の開祖、釈迦の生誕を祝福する仏教行事です。
この日、寺には花で飾った小堂、花御堂(はなみどう)がつくられます。
金属製の幼仏像をその中にまつり、甘茶が参拝者によってその誕生仏にかけられます。
甘茶を潅(そそ)ぐ行事なので「潅仏会」。
花御堂は釈迦が生まれたところルンピニ園の花園を表しています。

7月 陽徳寺縁日

法雲寺の末寺である陽徳寺で身代わり地蔵さんの縁日が行われます。
年1回の地獄極楽図ご開帳し、 お施餓鬼供養をします。

8月 お施餓鬼 灯篭流し おたき上げ

広島の原爆投下の日にあわせておこなっております。
ご先祖様の総供養をし、ご先祖様を感謝の気持ちを込めお送りします。
灯篭流し終了後、本堂前にて「お焚き上げ」を行います。一年間お世話になった「御札・お守り・お飾り等」をお焚き上げさせて頂きます。

9月 戦没者慰霊法要

戦争で亡くなられた英霊を想い法要を営みます。

10月 開山忌

法雲寺を開山した用堂和尚のお亡くなりになったご兪日を開山忌と申して、この日に法要をお勤めいたします。
ご開山様が、み仏縁のみ教えを伝え広めるためにお寺を開かれ、そして、代々のご住職方が受け継ぎ守り、発展に努力されてきたからこそ、今のお寺が存在するのであります。
そのお寺に住むものとして、そうしたご苦労に感謝し、合わせてみ教えを広めるための決意を新たにあるために、大勢の方々をお招きしてお勤めする、大切な報恩行事(法要)が、『ご開山忌』であります。

12月 除夜の鐘

大晦日の深夜0時をはさんで108回鐘をつきます。
人には百八つの煩悩(ぼんのう)があると言われ、その煩悩を祓うために、除夜の鐘をつく回数は108とされています。