宝珠院は臨済宗のお寺でしたが廃仏毀釈によって明治10年をもって廃寺となり、法雲寺に吸収されました。
文献によりますと嘉永6年(1853)の時点ですでに無住寺院となっていたという記載があります。
創建・開山については不詳ですが境内には歴代住職のお墓4基、石仏8体が現存しております。
昭和60年3月に富士市によってダム建設がなされ、それに伴い現在の場所に本堂を移転いたしました。
今でもお地蔵様、観音様が大事にまつられ毎年7月と10月には法雲寺住職の読経のもと地元片倉の皆さんによって盛大にお祭りが開催されております。
華やかな舞台が設置されや露店が軒を連ね賑わいをみせます。
参詣者には『南無地蔵大菩薩富士表片倉村』と記されたお札とお団子が配られます